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2008年 11月 18日
昨夜の賑わいも何のその、一夜明けた昼前に酉の市が行われていた真金町界隈へ行ってみた。昨日の晩は幻?だったくらいに平常を取り戻し、町はいつもの下町に戻っていた。
ご存知の方も多いだろうが、ここ真金町や、隣接する永楽町は、明治時代は永真花街と言われた遊郭街であった。関東大震災で消滅してからは正式な再現はなされず、非合法な方向へ時代が流れてしまい、隆盛も曙町へ移り変わってしまった。 浅草の大鷲神社も吉原の近くに有るのは周知の事。横浜の大鷲神社も花街に隣接している事から、両者が深い関係を持っている事は簡単に想像出来る。そういえば新宿の花園神社もゴールデン街(旧カフェー街)も似ていますね。 当時(遊郭時代)の建物は残念ながら残っていませんが、地割り等に遊郭独特の町づくりが感じられます。遊郭とは壁で閉鎖された特別の場所です。その壁が合ったのが中央分離帯のある場所と言われています。縦割り行政の影響で、恐らく所有者不明のまま、誰も手が出せない場所として、とりあえず国土交通省が「緑でも植えておくか」的な発想で管理しているのでしょうね。 市大病院通りから大通公園へ抜ける通り 逆の大通公園から見た写真、永楽町2丁目界隈のホテル群。 永楽町、真金町、それぞれの1丁目と2丁目の境の道、諸説色々と有る様だが、私考によれば恐らく目抜き通り、そしてこの場所に大門が有ったと思う。この先どん突きには大鷲神社(裏門)がある。 この地域の北側にも写真は無いが中央分離帯が存在(大通公園の1本裏道)する、対して南側は現存していない。しかし地図をよく見ると想像出来る雰囲気が道路として残っている。 どん突きには大鷲神社。横浜最後の合法な艶街の面影は、地図にしか残っていないが、昔から酉の市の時には遊郭も解放され、来年の幸せを皆で願ったそうだ。大柳の垂れ方が良しである。
by bdr529_tokyobay
| 2008-11-18 13:30
| 昭和の街角
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