小尾羊「四川風もつ鍋ランチ」600円

　いつきても高級感のある店内です。一階の受付前にて上を指差し無言でエレベーターに乗り４階のボタンを押す。時間も少し早かったので先客は無し。この高級な（雰囲気の）店は本来なら火鍋をメインとした食べ放題なのだが、昼間は500円からランチを楽しむことができる（以前は300円のランチもあった）。食べ放題メニューの中から２品を選んで800円なんてお得なメニューも有るのだが、今日は初めて頼む高級な600円シリーズ。

　確か前回まで全てのセットに「鮫の軟骨カラアゲ」がサービスで付いていたのだが無くなった様子。おいしいデザートまで付いているので文句という事ではないが、箸休め的な小皿が欲しいところ。もちろん個人的な我侭な欲望である。

　卓上には特徴ある調味料が２つ。左は新たに卓上に登場したオリジナルのラー油、具が大振りで個人的な好みも別れるかもしれないがラー油としては美味しいと思う。一方、右の四角いツボには味噌系の辛い薬味、これもオリジナルと思われる癖があるが、個人的にはラー油よりも好きだ。

　卓上に運ばれてから固形燃料でグツグツするまで約10分。時間がない時には楽しめない贅沢な時間。店内に窓が無いので外の様子が伺い知れず、思わず炭酸のみで割ったプレーンな酎ハイを所望したくなる。だがランチなので我慢。ちなみに使用されている豚モツは油を落としたペラペラの安物であるが、薬味を大量投入して辛さを増した鍋を包むと庶民の味に安心する（笑）。大満足のごちそうさまである。