毎日のように店の前を自転車で通過しているのだが、おそらく3年ぶりぐらいの訪問になる。もともとは中華街の中に在って、観光客への依存度が極めて低い、地元密着型の中華料理屋さんとして重宝がられていたが、B級グルメ的に取り上げられてローカル系の店が脚光を浴び始め、狭い店内に入れない事も増えてきていた。そんなおり味がブレて来たり、店の方が体調を崩されたりで休業が続くように。
お店は無事に再開された様子だが、私のそんなブランクを押して再訪を決めたのは、私が信ずる方々の再評価の高さ、そして店の原点回帰。べつに「観光客は来ないでね!」って言う訳ではない、やっぱ普段使いしてくれる地元密着型の目線で調理していただくと、おのずと良い方向に進んで行くのかなと。そんなこんなで数年ぶりのパイコー麺。
以前より全体的にハッキリした感じ、こんなこと失礼な言い方かもしれないが、以前よりも明らかに美味しく感じる。麺とスープの相性。パイコーの味付け。時間が経ってからのスープとパイコーの関係。ブヒブヒと夢中で食べ進み、最後はスープも完飲していた(汗)。小ライスを頼みたかったが、ここは大人の判断で断念。
若い頃よりも味が濃くなっているにもかかわらず、美味しく感じてしまった不思議体験。普通なら昔より薄味でちょうど良いんだけどね。疲れていたのかな?
雲龍 (中華料理 / 元町中華街)