先日の
安浦に続き皆ヶ作に散策へ出かけてきました。何度か訪れるチャンスがあったのですが、正確な場所の調べをしていなかったり、雨で散策を諦めたりと、やっと行く事ができました。古い文献には現在の船越町6丁目方面に花屋敷と呼ばれた花柳界が存在し、戦争や法律変更等で、時代に合わせて業態変更を繰り返していったのだと思います。なんと言っても横須賀市は軍港の町です。現在は船越町1丁目にある仲通り商店街周辺に、昭和の香りを感じられる建物が多く残っています。
国道からエリアに進入して行くと左手に多くの散歩サイトに登場する、恐らく皆ヶ作で1番有名な建物があります。たぶんカフェーとして利用されていたと思われます。緑色に塗られた2回部分の迫力もさることながら、サイドのドアや窓の造作も秀逸です。かなり傷みも進んでいますので近いうちに取り壊されてしまうものと思います。
さらに海側に進むと小さな料理店が何件か集まっている細い路地があります、その中の1軒の小料理屋さんの入口の上部には、これまた有名なライオンを見る事ができます。恐らく鬼瓦的な意味合いを持つのでしょうが、
おなじ地区には古い割烹「飯田屋」も現役で営業中の様子。転業なのか純粋な料理屋なのかは定かでは有りませんが、現在の飲食産業からは違った雰囲気が、場所柄か感じられてなりません。隣に在る駐車場から建物の裏側が拝見出来るのですが、おそらく廊下と思われる場所の窓や欄干が見え、時代を感じられる古い建物で驚きました。自分勝手な都合の良い妄想が膨らみます。
6丁目の方へ行くと、まだまだ古い建物が残っている様子。
麺処船食に蕎麦を食べにくる時にでも再び散策してみたいと思います。