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2008年 11月 08日
今年も夏休みが取れなかった奥さんが「温泉いきたい!」と騒がしいので、我家的には2年ぶりの温泉一泊旅行を敢行です。微妙に風邪気味の奥さんを気遣い、遠出は避けて近場で探し出したのがこのプラン。よくテレビでやってる「倒産した巨大ホテルを格安料金で再生」みたいなパック。色々な温泉やバイキングで十分に楽しかったけど、今回は熱海の散策がメイン。昭和を代表する観光地、バブル景気とともにブッ飛んだ昭和遺跡の記録です。
小雨の中、散歩に出た我々の目に入って来たのが熱海の現実、そこらじゅうに廃墟となったホテルや、外装予算が捻出出来ない建物が多い、傾斜地に作られた街だけに、建物の痛みが熱海の重傷度を表している。昼間の散策は胸が苦しくなる様な感覚。ここは南米ではなく日本なのかと思う。ホテルの横に新川が流れる。昔の遊郭街への道しるべだ。桜橋あたりから路地へ入ると古い建築物が密集しているエリアへ出る。この辺りが遊郭の有ったとされる中央町。 密集地を抜け、比較的に太い通りの向こうには、その筋には有名な熱海第一交通の営業所が見える。やはり熱海で一番の建物である。待機しているタクシー運転手も、撮影している私に対して写り込まないように気を使ってくれた。会釈してお礼とする。 さらに海側へ下ると赤線廃止後に、青線として流行った渚町へ出る。今年の始めに廃業した老舗旅館「玉乃井本館」の広大な土地が更地になっていて、切なさにトドメを刺されながら5本の筋道を練り歩く。 客足の遠のいた景気の悪い飲屋街としか思えない小径に1軒だけ残る、出窓の印象的な建物。温泉街と海岸を結ぶ一等地に、ソープランドなども営業されている街が実在する不思議。これが新婚旅行と社員旅行のメッカだった熱海の答えなのか? さらに柳橋を渡り、銀座町を通りながらホテルへ戻る。あちこちに、それらしき建物が有るが、どうも食指が動かない、街中に昭和建築が残されてはいるが、お洒落な建築物が少ない感じ。遊び場に遊び心が無ければ文化は成り立たない。「熱海に粋はないのか?」などと敗北感いっぱいな我々を最後に楽しませてくれたのがホテルの真下にあった。 なんとも質素にリフォームされた建物だが、本日唯一のタイル装飾。色使いなどはシンプルで艶やかさは無いが、昭和カフェー文化の片鱗を見つけ、無理矢理に納得する凡人でありました。 ちなみに後ろに見える巨大建築物が宿泊した1964年創業のニューフジヤホテル。
by bdr529_tokyobay
| 2008-11-08 23:59
| 昭和の街角
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