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2008年 05月 13日
さすがに「飽きた」という声が聞こえてきそうですが、最後です。
石垣島へ来ています。夜のスポットといえば美咲町です。民謡酒場から三線の音が漏れ聞こえ、居酒屋の明かりがともります。遅い時間になってくるとキャバクラ系のネーネー達が、露出の高い衣装を身にまとい、店頭で客引きを始めます。家族連れで夜の食事が取れる店がホテルのレストラン以外は、名物の石垣牛を食べさせる焼肉屋ぐらいしかない島なので、食事が終わった家族ずれがネーネー達の前を帰って行く姿も多く見られ、ちょっと不思議な感じですが、南国リゾートの独特な風景なのでしょうね。 昼のメインストリートと言えば「あやぱにモール」です。石垣市公設市場を中心におみやげ店や飲食店がずらりと立ち並ぶ商店街です。唐突ですが本日の目的地は、この商店街の延長線上にあるのでした。 昔々の石垣島では美咲町は埋め立て前で海でした、なので当時の歓楽街がこの辺(かみやーき小かまぼこ店の裏あたり)だったそうです。路地を入るといきなりピンクの防犯灯を照らしたスナックがお出迎えです。 先日、請福酒造の博物館に徒歩で行ったとき、あえて裏筋を多く歩いたのですが、この先の新川地区でも、裏路地にしては色々な店(店跡)が多く、旧い時代の目抜き通りであった事は容易に想像ができます。私の勝手な妄想ではありますが、埋め立てが完了し、新開地として盛り上がる美咲町に客が流れ、サビレて行く過程に置いて「最後の売り物」として「春」が売られていたのではないかと考えます。前回の栄町とは違い、スナックは独立経営の様ではありますが、調べてみると2階に特別室が用意されている店も有るとか、無いとか。 交差点の角には魔除けの札と一緒に、塩とニンニクが入った袋が張り付けられていました。これも古くから伝わる風習なのでしょうね。 街に数件あるホテルの中で、ホテル石垣は地域で一番きれいな外観でした、一見では普通のビジネスホテルのようですが、はめ殺しの窓枠と料金表を見れば、ツーリスト対象ではない事がわかります。 情報によれば久米島などにも同じ様な一角が存在するとのこと、機会があったら散策してみたい物です。 とりあえず今回の沖縄放浪報告は今回で終了。興味が無い方々には同じ建物の写真にしか見えないかもしれませんでしたが、貴重な文献を残せたと満足しています。この昭和の街角シリーズは、私のライフワークですので今後も続けますよ! (放浪日2008.5/1)
by bdr529_tokyobay
| 2008-05-13 23:59
| 昭和の街角
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