今日のランチは家御飯、冷蔵庫をのぞくとマルチャン焼きそば残1人前。キャベツもある、豚肉も解凍すれば1人前くらいはある。生卵もあった。おもわず数日前のあの番組を思い出す。
深夜食堂
よく行く居酒屋のマスターが漫画好きで、店にちょっとした漫画コーナーがある。そこの片隅に全巻完備。ちょこちょこBCオリジナルで立ち読みした事はあったが、その店で、ちゃんと読んでみて独特の時間感覚や、表現されている街の空気感に1発で引き込まれてしまった。ゴールデン街では数回しか飲んだ事は無いが、生まれ育った下北沢にも存在した、あの頃の空気感。光と影の中間に位置する場末感。なんとも好きである。人生に翻弄されながらもがき苦しむ孤独感。経験がある。
今でも実は身近に存在する空気なのだが、早すぎる時間の経過に見落としてしまう毎日。少しゆっくり生きて行かないと自分が壊れてしまう。いや、既に何度か壊れた経験をもつ自分だった。すでにポンコツ。
しかしポンコツだからって動かない訳ではない。ギーギーガーガー、無理にでも良いから動き続けるのだ。時は師走。懐は寂しく、時間も少ない。でも私には前進し続けるしか能がない。そんな師走の小春日和。太陽の当たったリビングで食べる焼きそばは、ホロリと暖かい気持ちにさせてくれる。